アルフレッド・マーシャル博士インタビュー記事掲載のお知らせ
- Tomohiro Kangori
- 4月28日
- 読了時間: 6分
この度、Anti-Age Magazineに取り上げていただきインタビュー記事が掲載されました。

●なぜ美容医療において抗酸化成分が重要なのか
●アルファサイエンスのNextGen®テクノロジー誕生秘話
●現在進行中の次世代抗酸化成分プロジェクト
についてお話しています。
▼記事全文はこちら(英語)▼
以下日本語翻訳文になります。ぜひご一読ください。
A new generation of antioxidants “新世代の抗酸化物質”
2025年3月25日 THIERRY PIOLATTO
これらのより安定した、より強力な抗酸化物質は、有機化学の博士であるアルフレッド・マーシャルによってアルファサイエンスで開発されました。
アルフレッド・マーシャルは、美容医療の分野で画期的な発明をしたことで国際的に認められています。
特に、ビタミンCを安定させ活性化させる技術において、ヨーロッパの先駆者とされています。
また、ビタミンCやビタミンKに関する複数の特許を取得しています。
アルファサイエンスの共同創設者として、ジュリアン・レボル(元ロレアルやテオキサンで活躍)と共に、最新の技術を発表しました。
ANTI-AGEマガジン: なぜ抗酸化物質が美容医療において重要なのでしょうか?
アルフレッド・マーシャル: 抗酸化物質は、あらゆるアンチエイジング戦略の基盤となるものです。
なぜなら、酸化ストレスが肌老化を加速させる主な原因であり、美容施術も肌に生じるストレスの影響を受けるからです。アルファサイエンスで私は新世代の抗酸化物質を開発しました。これは、科学的革新によって、肌のあらゆる問題に的確に対応しながら、有効成分の安定性と効果を確保するものです。
AAM: 標準的な抗酸化物質の限界は何ですか?また、あなたの技術はそれをどのように克服したのですか?
A.M.: ビタミンCは、抗酸化物質の中でゴールドスタンダードとされていますが、とても壊れやすく、特に高温環境や肌の中で安定させるのが難しいという課題があります。そのため、私はNextGen®テクノロジーを開発しました。この技術は、遊離型ビタミンC、タンニン酸、その他の抗酸化物質を特許取得済みの処方で組み合わせたものです。
このアプローチは、イオン化と電子の移動を調整する高度なメカニズムに基づいており、処方内で保護シールドのように機能します。このシステムは、フリーラジカル(ROS)が肌細胞にダメージを与える前に中和し、ビタミンCを安定化させて最適な効果を発揮できるようにします。
私は、この技術によりビタミンCが肌の中で最大10時間活性を保ち、開封後でも40°C(104°F)の環境で3ヶ月間安定していることを実証しました。この長期間の安定性は、化粧品の処方において大きな進歩を意味します。
AAM: あなたのイノベーションのインスピレーションはどこから来るのですか?
A.M.: 何よりも、私は自然からインスピレーションを得ています。自然は数百万年にわたる進化を通じて、非常に高度な保護と修復の戦略を発展させてきました。
太陽光、湿度、温度変化といった激しいストレスにさらされる植物は、そのストレスから身を守るために特定の分子を生成しています。例えば、セコイアは数千年も生きることができ、その樹皮はタンニン酸を非常に豊富に含んでいます。このタンニン酸のおかげで、セコイアは外部からの攻撃に耐えることができます。
私はこうした自然のメカニズムを分析し、最も強力な有効成分を選び出して、それをアルファサイエンスの処方に取り入れています。
AAM: アルファサイエンスのセラムは、異なる肌タイプの特定のニーズにどのように対応していますか?
A.M.: 肌にはそれぞれ異なるニーズがあるため、ターゲットを絞ったアプローチをすることが非常に重要です。アルファサイエンスでは、特定の有効成分を豊富に配合し、それぞれの肌状態に合わせた処方の美容液を開発しました。TANNIC [CF] SERUMでは、ビタミンCと安定化されたタンニン酸を組み合わせ、肌の血管の脆弱性を改善するための強力なアンチエイジング効果を実現しました。また、肝斑治療用セラムMELA BRIGHT [C+]は、初めて3%のシステアミンをアスコルビン酸やフィチン酸などの他の抗酸化物質とともに安定化させることに成功しました。この特許取得済みの組み合わせは、美容医療の施術との相性も抜群です。
AAM: 美容プロトコルにアルファサイエンスの抗酸化物質を取り入れるべき理由は何ですか?
A.M.: 非侵襲的な美容施術を行うたびに、肌には酸化ストレスが発生します。これにより、治療効果の低下(色素沈着の再発、紅斑の発生など)や肌の弱化が引き起こされる可能性があります。抗酸化物質がフリーラジカルを中和し、肌の防御力を強化することで、施術前の肌の準備を整え、皮膚科や美容施術の効果を最大限高めるために必要不可欠です。
アルファサイエンスの抗酸化セラムは独自の特長を持っています。防腐剤や香料を使用せず、成分を最小限に抑えることで、美容施術と併用しても肌にやさしく、適応性が高い処方となっています。
AAM: 実際には、これらの抗酸化物質を施術とどのように組み合わせることができますか?
A.M.: まず、肌をしっかりと準備することが重要です。そのため、施術の2〜3週間前から毎朝抗酸化物質を使用することをお勧めします。これにより肌に成分を浸透させ防御機能を強化します。また、常に肌を十分に保湿することも大切です。この準備によって、施術による刺激に対する肌の耐性が高まります。施術後も肌の炎症が治まっていれば、施術の内容によりますが、翌朝から、または2〜3日後から使用を開始できます。このプロトコルでお手入れをすることで、施術効果が向上し、色素沈着の再発の軽減につながります。
AAM: 現在、肌の老化を治療するためにどのようなプロジェクトを進めていますか?
A.M.: 現在、2つのプロジェクトに取り組んでいます。まず、緑茶に含まれるカテキンの一種であるエピガロカテキンガレート(EGCG)を高濃度で安定化させる特許を取得しました。この完全に天然由来処方の製品は、UV暴露後のDNAを保護するのに非常に有用な特性を持っており、現在ex-vivoでテストを進めています。この技術は、肌老化治療における紫外線防御の重要な武器になると考えています。
もう一つは、細胞再生に関する研究です。ポリデオキシリボヌクレオチド(PDRN)の浸透を最適化する方法に取り組んでおり、これは専門家による使用でも日常使用でも、抗酸化物質の作用を補完する優れた方法です。
AAM: 製品がフランスで製造されることは、あなたにとって今も重要ですか?
A.M.: はい、もちろんです。私たちの製品は、環境へ配慮をするという私たちのコミットメントを示す象徴的な場所、グラース自然公園内の工場で製造されています。フランスはその独自の専門技術で世界の模範となっており、私たちはその専門性を尊重しながら、常に革新を追求し、高度な技術を備えた製品を提供することを目指しています。
すべての製品は、肌を労わり、そのバランスと健康を維持するために、安全性を確保するよう慎重に設計されています。革新の限界に挑み続けることで、私たちはフランス製品の旗を誇り高く掲げ、30を超える国々で国際的な成功を収めています。これにより、フランスは卓越性と創造性の輝かしい象徴としての地位をさらに高めています。
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