日焼け止めだけでは防げない!紫外線ダメージには“抗酸化ケア”を常識に#1
- Tomohiro Kangori

- 7月8日
- 読了時間: 2分

日焼け止めだけでは不十分!紫外線の強い季節こそ取り入れたい抗酸化ケア
真夏の強い紫外線から施術後の肌を本質から守る――「抗酸化ケア」の重要性とは?
ALPHASCIENCE JOURNAL|Vol.2
― 究極の抗酸化学に基づいたスキンケアを、医療の現場へ ―
美容医療の現場に役立つスキンケアトピックをフランス発メディカルスキンケアブランドALPHASCIENCEより定期的にお届けします。
日焼け止めだけでは防ぎきれない紫外線ダメージに「抗酸化ケア」という選択肢を
前回のALPHASCIENCEジャーナルでは、美容施術後の肌は酸化ストレスにさらされやすく、紫外線に対する慎重なケアが求められることをお伝えしました。
紫外線対策として日焼け止めは必須ですが、「防ぐ」だけでは不十分です。肌内部に発生する活性酸素(ROS)やフリーラジカル――それらに対抗するには、**根本的な「抗酸化ケア」**が必要です。

紫外線×酸化ストレスが引き起こす“見えないダメージ”と戦うために
紫外線を浴びると、体内で活性酸素やフリーラジカルが生成され、酸化ストレス物質が増加し、細胞膜やDNA、コラーゲン線維などを攻撃します。これがシミ・シワ・炎症・バリア機能低下など、あらゆる肌老化の引き金となります。
この酸化ストレスに打ち勝つ手段として、以下のような抗酸化成分の補給と外用が注目されています。
抗酸化ケアがもたらす4つのメリット
1. フリーラジカルの除去
フリーラジカルは不安定な分子で、細胞を傷つけ老化や病気の原因となります。抗酸化物質はこれらを中和・除去し、細胞のダメージを防ぎます。代表的な抗酸化物質にはビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、アスタキサンチンなどがあります
2. コラーゲン合成のサポート
紫外線による酸化ストレスは、コラーゲンの分解を促進し、肌の弾力低下やシワの原因となります。ビタミンCはコラーゲン合成の必須因子であり、新しいコラーゲンの生成を助け、弾力低下を予防します。
3. メラニン生成の抑制
紫外線はメラノサイトを刺激し、メラニン(色素)の過剰生成を引き起こします。これがシミやくすみの原因です。
ビタミンCやシステアミンなどの抗酸化成分は、メラニン合成経路を抑制し、美白効果も期待できます。
4. 炎症反応の軽減
活性酸素は炎症性サイトカインの産生を促し、肌の赤みやヒリつき、ニキビの悪化につながります。 EGCG(緑茶カテキン)やフェルラ酸などには抗酸化・抗炎症作用があり、赤みやヒリつき、ニキビの悪化などを抑えます。
次回のコラムは代表的な抗酸化成分とその特徴をご紹介します。
どうぞお楽しみに!

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