日焼け止めだけでは防げない!紫外線ダメージには“抗酸化ケア”を常識に#2
- Tomohiro Kangori
- 7月15日
- 読了時間: 2分
前回のコラム記事では夏の強い紫外線から肌を本質から守るには「抗酸化ケア」が重要であることをご紹介しました。
今回は主な抗酸化成分とその特徴についてご紹介します。
代表的な抗酸化成分とその特徴
代表的な抗酸化成分と特徴について、以下表にまとめました。

ビタミンA :肌バランスの機能を正常に保つ。ターンオーバーを促進、ケラチノサイトを正常化し、シミを目立たなくする。皮脂分泌を調整しニキビ肌の方にもおすすめ。
ビタミンE:脂質の酸化を防ぎ、細胞膜を守る。紫外線ダメージの軽減、抗炎症作用
タンニン酸:ポリフェノールの一種であり、強力な抗酸化作用を持つ。血管内皮を保護し、赤みを軽減、色素沈着を抑制、コラーゲン合成を促進、鉄と汚染物質をキレート化(無害化)。
アスタキサンチン:活性酸素を除去しサイトカインの産生を抑制、コラーゲンの変化を防ぎシワを抑制、肌の油分、水分バランスを整える。
カテキン(EGCG):ポリフェノールの1種。紫外線による肌ダメージと肌老化を防ぎ、DNA損傷から肌を守る。肌を修復・鎮静させ、シミを目だたなくし輝きを与える。
フェルラ酸:強力なDNA修復作用を持ち、紫外線ダメージから肌を守る。サイトカインの生成を抑制し、紫外線ダメージを防ぐ。MMP(コラーゲン分解酵素)の活性を抑え、肌弾力をアップ。
POINT:抗酸化成分は「単独」でも有効ですが、複数を組み合わせて使用・摂取することで、抗酸化ネットワークが形成され、相乗的な効果が期待されます。

食事からの抗酸化ケアも効果的
日々の食事にも抗酸化物質は豊富に含まれています。
施術後や紫外線の強い時期には、以下のような食材を意識的に摂ることもスキンケアの一環になります。
•ビタミンC:柑橘類、キウイ、パプリカ
•ビタミンE:ナッツ類、アボカド
•ポリフェノール:緑茶、ブルーベリー
身近な食材に抗酸化物質が含まれていることが分かりますね。
ちょっとだけ意識して、毎日の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
今年の夏は日焼け止めだけでなく、抗酸化ケアをしっかり取り入れて、本質的な紫外線対策を。未来の肌を守りましょう。
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